Top  >  Contents  >  38101F 甲種輸送


38101F 甲種輸送


西武鉄道に8年ぶりの新車、30000系がやってきました。
その記念すべき1編成目、8両編成の38101Fを発送先の山口県下松にある日立工場より 延々と追い掛け回してまいりました。
睡眠時間を削ぎ落とし、高速道路をひた走り、そんな記録の数々を掲載いたします。






まずは往路の車内より。
米原近辺の雪の様子です。
この辺りは夜も明けぬ深夜の通過でありましたが
何故か表示板やラジオでは「交通集中のため渋滞」という不穏なアナウンス。
いきなり出鼻をくじかれた感がありました。
京都を抜けると、先は快調。
今回は、しいなん氏と全行程をお供させていただきましたが
往路の運転は東京から広島までをお世話になってしまいました。
その間、横でグーグー寝てる私SSK。
ここらまでに、ちょろっとブログを更新。

多賀SA  吉備SA

吉備SAでは、「きび団子」が売ってありました。
由来は、この「吉備」なんですね。




またまた運転を交代して助手席へ。
頼もしい運転に身を任せ、下松への距離をどんどん縮めます。




ようやく見えてまいりました。
9時頃に撮影。
出場は10時頃との情報がありましたので、一応は間に合いそうです。
フロントガラスは融雪の為の塩化カルシウムでべっとりです。




そして到着いたしました。
車は下松駅前にコインパーキングがありましたので、そちらに駐車しました。
また出場を待つ間ですと、踏切近辺は道幅も広い片側1車線でしたので
停車させられないということはないといった感じでした。
下松駅から1km弱ありますので、そちらの方が楽であるように思います。




10時2分。
大勢の関係者の方に見守られ、30000系がその姿を現しました。
30000系のファーストカットは、この一枚でありました。




踏切の直前まで出てまいりました。
速度は非常にゆっくりとしたもので、貫禄すら感じられるものでした。





牽引の機関車は、どことなく横瀬のD16を思い起こさせるような風貌です。




いよいよ目の前に。





ブルーとグリーンの斬新なデザイン。
ここで、これから先の甲種の撮影は何よりこの帯のグラデーションを表現しよう、
と思いました。
以下、結構帯を強調したような写真が出てきます。




そして、最後尾が工場出口を通過。




8両ということで、10両に比べると短い事は短いのですが
その瞬間はアッと言う間であったように感じます。
ただ単に私が見とれていた、ということなのかもしれませんが。




レンズを急いで付け替えて、後打ち一枚。
この時点ではいまいち印象は把握しづらかったものです。

以上、撮影地。→





そして、下松駅に隣接する留置線(?)へ。
ここは踏切と信号柱が障害となっており、脚立があると便利です。





日立の機関車が開放されます。
時刻は10時30分を過ぎた頃。




機関車がいなくなったので、通行の方の切れ目を狙って踏切上より。
出場前に踏切で職員の方が「熊が乗っている」とお話をされていたのですが、
ここにて疑問が氷解いたしました。
レオ人形ではありませんか。
それは、まぁ地元の人にしか分からないかな、などと苦笑い。




10時48分。
牽引の機関車が到着しました。
長い長い旅の始まりです。




機関車が下松駅構内で折り返し、30000系へ連結を始めます。







そして連結。
連結後はすぐに下松駅構内へ。




目の前を再び横切る30000系。
床下の機器には一部カバーがかぶさっておりました。




ゆっくりと車体をくねらせて。

以上、撮影地。→





下松with30000系。





機材を車に置いたりして、のんびりと駅に向かうと
既に連結が完了したところでした。(11:15頃)




編成を眺めます。





では、ここからはお約束の1両ずつの形式写真を。
クハ38101




モハ38201




モハ38301




サハ38401




サハ38501




モハ38601




モハ38701




クハ38801
詳しい事は全く存じ上げませんもので、
とりあえず1両ずつ、といったところです。




加えて気になったのが、転落防止ホロでありました。
拡幅車体の裾の絞り方も、エッジを巧く利用してあります。




そして、最後尾より。




望遠で編成を圧縮すると、やはり思い描いたような感じ。
200〜300mmあたりの望遠で綺麗に撮れそうです。




113系?とのツーショット。




トップナンバーをチョイと渋めに。




弱冷の表記も変更されています。
シンプルなものに。


以上、撮影地。→




そして、「走行」の撮影へ。
いよいよ、長い長い追っかけの開始となります。



◇ 下松→光 ◇





晴れたり影ったりと、露出の厳しい中やってきた甲種編成。
結局は曇りの中の通過でありました。
ISO400 F5.0 1/800 12:48

気張ってシャッター速度早めに設定したのですが、
そこまで早くも無くという具合でありました。


◇ 玖波→大野浦 ◇



そして2発目。
海岸線という事で、なんとか海を目立たせようとするもイマイチ。
後で見てみれば、後打ちで撮ればいい感じに撮れる事に気付く始末。
やはり焦ってはいけませんね。

ISO400 F8.0 1/1000 14:02

どうもいけません。かっちりとした写真が2回撮っても決まらず。


◇ 白市→入野 ◇



いまいちな写真の出来具合でありましたが、
ここは撮影地に着いた途端、いいイメージが湧きました。
たぶん、本当になんとなくの感覚ではありますが
ここでは成功出来そうだ、と。




ISO400 F5.6 1/400 15:56

というわけで、それなりに決まりました。
カーブ区間という事で、後ろの長さを考えなくていいのも
成功できた要因の一つであると思います。



振り向くと、最後尾が小さく彼方に。


◇ 松永→備後赤坂 ◇





一日目の走行はこれでラスト!
尾道付近の予定地を変更して、フラフラと走っていると
良い具合のストレートに。そして、なにより眩いばかりの夕陽。
架線柱との兼ね合いで、なかなか上手い構図を取れずでしたが。。

ここでは地元のお方と少しお話をさせていただきましたが、どうやら桜の名所のようです。
画像左手側には、ずらりと桜の木が並んでおりました。
3本目が来る頃には桜との絡みも…?

ISO200 F5.6 1/500 16:45


◇ 和気 ◇





お次は瀬戸停車で、バルブに挑戦。
ホームで待機していると、遠くに機関車らしきヘッドライトが。
意外にすぐの到着でーー、と思ったら颯爽と目の前を通過。
どうやら停車駅が違ったようです。

和気駅着後、パチパチと後ろからバルブしていると、
機関車の先を車が通るのが見えたので
踏切からバルブ出来そうだと思い出場。
小走りにて踏切へ辿り着けば、すぐに出発!
とっさに露光設定を変更して、流し撮りするのが精一杯でありました。
余談ながら瀬戸駅前には30分無料のパーキングがあったのが印象的でありました。

ISO100 F9.0 20sec 18:46
ISO800 F4.0 1/8 18:51


◇ 宝殿 ◇



駅先の側線に。
三脚めいっぱい伸ばして、脚立を駆使してなんとかという具合です。
機関車側は明り無し、しかし30000系には駅の明りが反射しており
露出の難しい場所でした。

それと、この宝殿で急に都会らしくなってきました。
221系や223系も見る事が出来て、
いよいよ関西に来てしまったという事を実感。
しかし、新快速は速いです。目の前をビュンビュンと地面を揺らしながら通過していきました。
西武線であれば、95km/hかなぁなんて考えてみたり。

ISO200 F8.0 30sec 20:40


◇ 大久保 ◇



そして、バルブでは一番出来の良い大久保駅。
関西弁をようやく聞ける事が出来て、思わず苦笑い。
10名弱ほどの鉄な方が集まりましたが、いや凄い。
関西のパワーとでも申しましょうか、いや勢いがあります。
関東の人間には無い力強さを体感。
軽い観光気分でありました。

ISO100 F9.0 13sec 21:16


◇ 尼崎 ◇







ここは、すごい人出でありました。
また、着発する電車の本数の多いこと多いこと。

関西のファンの方曰く、どうやら今年開業の「副都心線用の車両」…らしいです。あれ?

ISO100 F11.0 4sec 22:26
ISO100 F8.0 8sec 22:46






ちょこちょことバルブ。
画像や映像でしか見たことの無い221系や223系、207系、321系。
こうして間近に見る事が出来ている事と、そのすぐ傍らには西武車両がいる事のアンバランスさ。


◇ 彦根 ◇



初対面。
記憶にあるのか無いのか。
記憶の海の中から手探りで情報を掴み取ろうとするも、空振りばかり。
必死に記憶と現実をリンクさせようとするも、イマイチおぼろげなのが残念。

ISO400 F6.3 20sec 25:03




30000系と401系の並び。
引退間近の101系225Fと並ぶか!?と、地元の西武ファンの皆様はお考えだったかもしれませんが
折角の遠征でしたので、強引に401系との並びを画面に収めてみました。
何がなんだか分かりませんが、一応の記録ということで。

ISO1600 F9.0 1.3sec 25:26


◇ 米原操車場 ◇



一日目のラストは米原操車場バルブ。
立ち入り出来るか出来ないかの瀬戸際のラインで側面バルブ。

ISO400 F8.0 30sec 26:31

その後、とっても遅い晩御飯をガストにて。
関西弁飛び交うアウェイな雰囲気漂う中、ガストの味だけは変わらず。


以上、一日目です。


>> 2日目 <<







- - - - - - - - - - - - - - -
Last update
_
08/03/14
Publicity
_
08/02/07
- - - - - - - - - - - - - - -


SSK's BLUE Web Site